『福崎町立神崎郡歴史民俗資料館』
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□ 平成18年度 神崎郡歴史民俗資料館講座録集

≪平成18年度連続講座≫
開  催  日 講  座  名 講  師 場  所 時  間
第1回 5月27日(土) 伊勢大神楽とは何だろう   済
−播磨地方における伊勢大神楽を考える− 
大渡敏仁氏
(芸術文化学博士)
歴史民俗資料館 13:30〜15:00
第2回 7月29日(土) 播磨地方と紀伊地方の獅子舞の比較を試みる 
−獅子の芸態及び脇役の登場からの考察−
  
大渡敏仁氏
(芸術文化学博士)
歴史民俗資料館 13:30〜15:00
第3回 9月9日(土) 西光寺村とその文書
−西光寺野の開発と固寧倉−   
伏谷 聡氏
(兵庫県公館県政資料館)
歴史民俗資料館 13:30〜15:00
第4回 11月19日(日) エピソード姫路藩史
−御城と殿様の日々−
  
堀田浩之氏
(兵庫県立歴史博物館)
歴史民俗資料館 13:30〜15:00
第5回 2月24日(土) <生野踊り>の研究
−生野に伝わる祖先供養の芸能から見えてくること−  
大渡敏仁氏
(芸術文化学博士)
歴史民俗資料館 13:30〜15:00


平成18年度「播磨の歴史・民俗行事を考える」講座録集

<第5回 講座録>
日 時:平成19年2月24日(土) 13時30分〜15時
演 題:生野踊りの研究
     −生野に伝わる先祖供養の芸能から見えてくるもの−−
講師:大渡 敏仁氏(芸術文化学博士)

2月24日、歴史民俗資料館にて第5回目の連続講座が開催されました。
本年度最後の講座になりましたが、今回は生野踊りについて
この連続講座で大変お世話になっている、大渡先生にお話いただきました。

今回講座に参加された方の中でも、「生野踊り」を初めて目にされる方が多く、
大渡先生のお話や映像を見て、生野の地に伝わる先祖供養の踊りについて
知ることができました。
そして、この踊りに込められる祈りには生野ならではの風土が反映されており、
こうした民俗芸能から、その土地の地域性が見ることができました。
また、場所や内容は違っても、芸能や行事を伝承していくことの大切さや
その基盤となるものが、ふるさとを想う心であるのではないかということにも
今日の講座を通して感じることができたのではないでしょうか。

<第4回 講座録>

日 時:平成18年11月19日(日) 13時30分〜15時
演 題:エピソード姫路藩史〜御城と殿様の日々〜
講 師:堀田 浩之氏(兵庫県立歴史博物館 主査・学芸員)

11月19日、歴史民俗資料館にて第4回目の連続講座が開催されました。
今回は、兵庫県立歴史博物館より講師にお招きし、お城を中心とした姫路藩史のエピソード
についてご紹介いただきました。

姫路城は、播磨を象徴するような大きなお城であり、江戸時代姫路藩領であった当地方との
つながりも見つけることができます。
講座では、こうした福崎町と姫路城のつながりや、城のつくり、城内での殿様の日常生活に
ついての紹介を、大変分かりやすくお話いただきました。
最後には、姫路城を見るポイントも解説いただき、次に姫路城へ訪れるときの楽しみが増え、
また一つ姫路城が身近なものとしてかんじることができたのではないでしょうか。

<第3回 講座録>
*兵庫県公館県政資料館巡回展示 解説セミナー

日 時:平成18年9月9日(土) 13時30分〜15時
演 題:西光寺村とその文書−西光寺野開発と固寧倉−
講師:伏谷 聡氏(同志社大学文学部非常勤講師/兵庫県公館県政資料館非常勤嘱託員)

9月9日、歴史民俗資料館にて第3回目の連続講座が開催されました。
今回は、現在資料館で開催されている、兵庫県公館県政資料館の巡回展示解説セミナーとして
行われました。

展示資料を中心である、西光寺村文書の内容についてお話いただきました。
文書や絵図からわかる当時の村の様子、姫路藩政の中で進められた西光寺野開発について話や、
各地に建てられた米麦を貯蔵する固寧倉の話など、
現在も郷土の中で語り継がれている内容は、聴講いただいたみなさんの関心度も高く、
また一つ、郷土の歴史について理解が深められたのではないでしょうか。
次回の講座では、姫路藩主のお殿様の生活についてのお話が予定されています!


<第2回 講座録>
日 時:平成18年7月29日(土) 13時30分〜15時
演 題:播磨地方と紀伊地方の獅子舞の比較を試みる
     −獅子の芸態及び脇役の登場からの考察−(芸術文化学博士)
講師:大渡 敏仁氏

7月29日、歴史民俗資料館にて第2回目の連続講座が開催されました。
今回の講座も、この民俗シリーズのお話をいただいている大渡先生にご講演いただきました。

第2回目は、大渡先生が昨年から和歌山県の獅子舞調査を担当されているということもあり、
ご専門とされている、当播磨地域の獅子舞と近年の調査に基いた紀伊地方との獅子舞の比較について
お話がありました。
紀伊地方は、古くから山岳信仰の深い神々の住む特別な地域とされ、平成16年には「紀伊山地の霊場と
参詣道」として世界遺産に登録されました。
この地域にも獅子舞の伝承が伝わっていますが、いくつかの系統に分類されるようです。
今回も紀伊地方の獅子舞の映像を中心に、播磨との比較また、類似性等についてお話いただきました。
なかでも、和歌山県の「木ノ本の獅子舞」は大変迫力があり、息を呑むような舞を拝見することができました。
講座をとおし、普段あまり見る機会の少ない貴重な映像から、改めて当地方に伝わる獅子舞の姿を
探ることができたのではないでしょうか。


<第1回 講座録>
日 時:平成18年5月27日(土) 13時30分〜15時
演 題:伊勢大神楽とは何だろう−播磨地方における伊勢大神楽を考える
講師:大渡 敏仁氏(芸術文化学博士)

5月27日、歴史民俗資料館にて今年第1回目の連続講座が開催されました。
講師には、この講座で大変お世話になっています大渡先生にご講演いただきました。
本年度の連続講座でも、大渡先生に3回シリーズでご講演いただきます。

第1回目は、「伊勢大神楽とは何だろう」ということで、獅子の起源や歴史、
そして、伊勢大神楽が与えた播磨への影響について、映像を交えながら講演いただきました。
中でも、播磨地方への影響については、先生の獅子舞調査により、西播磨地方全体において
平均的な分布が確認されています。
講座では、当播磨地方で現在も行われている獅子舞の様子や、伊勢大神楽の源流ともいえる、
三重県の神楽の回壇の様子を映像でご紹介いただきました。
とても詳細な映像で、より神楽の知識を深めることができたのではないでしょうか。

講座録集
平成17年度「播磨の民俗と行事を考える」講座録集

平成16年度「播磨の民俗と行事を考える」講座録集


◆問合せ先◆
 神崎郡歴史民俗資料館
 пF0790-22-5699

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